あらすじ
ペーパー。それは『書類の上では』ということ。
名実ともに魔術師となったルチカは王都での暮らしをそれなりに楽しんでいた。
しかし、そんなある日突然、北部の国境地帯への出向を命じられてしまう。悲嘆に暮れ、やけ酒に走るルチカ。それを見かねた先輩ネヴェンカはある提案を持ちかける。それは、ルチカがすっかり見落としていた、書面上に成り果てた事実だった。
これは、王都暮らしに染まりきったシティ・マジカル・ガールが、本人の意向に沿っているかはわからないけれど、空を自由に飛べたことを思い出すまでの笑いあり、涙はこれと言って特にない物語である。