あらすじ
冬木 蓮夜は、中学生の頃から幼なじみの東雲 結菜と恋人同士だった。しかし、その関係は最初から「愛」ではなく「同情」で成り立っていた。
蓮夜は長い間、手厚いケアを必要とする精神的な病を抱えていたのだ。そんな彼を支え続けていた結菜だったが、やがて世話をすることに疲れ果て、「こんな彼氏は役に立たない」と思うようになり、ついには浮気をしてしまう。
ある日、蓮夜は学校の正門前で結菜に「浮気をした」と身に覚えのない罪を着せられ、大勢の生徒の前で屈辱を味わう。
濡れ衣を着せられたことで深く傷つき、精神的な病もさらに悪化した蓮夜は、町外れの橋で人生を終わらせようと決意する。
だが、その寸前――マンションの隣人である年上の美人、西川 沙織に助けられる。
「君、バカなの? なんで命を捨てようなんてするの?」
「ほら、お姉さんと一緒に帰ろ?」
「……あー、そういうことか。ねえ、よく聞いて。傷つけられたなら、やり返しなさい。命を捨てるんじゃなくて。いい?」
蓮夜のあまりにも悲惨な境遇と心の傷を知った西川は、彼の面倒を見るようになる。
彼女に支えられながら過ごすうちに、蓮夜は少しずつ幼なじみへの想いを手放し、前を向こうと決意していく。
――しかし。自分を辱め、濡れ衣まで着せたはずの幼なじみ・結菜は、なぜか少しずつ壊れ始め、ヤンデレになっていく。
浮気をしたのは彼女のはずなのに、どうして狂ってしまったんだ……?そして、幼なじみの浮気は本当だったのか?それとも、すべては誰かが仕組んだ罠だったのか――?だが、たとえ真実が何であろうと。もう、君の後悔なんて遅すぎる?
これは、年上の美人のお姉さんに導かれながら新たな人生を歩み始める、一人の少年のラブコメ。