あらすじ
女刑事の主人公は、ある日、追っていた犯人に刺されて命を落とす。
次に目を覚ますと、彼女は小説『ノルディス家の不祥事』の登場人物──“歌姫”ミリアーナに転生していた。
目の前には処刑され、血だまりに倒れる両親。さらに、その返り血を浴びても無表情が崩れない仇──王家騎士団、副騎士団長ラグナの姿があった。
この小説の物語は、本来ミリアーナが処刑された“後”から動き出す。
──ってことは、私はもうすぐ死ぬ運命!?
前世の癖でラグナを問い詰めれば、胸ぐらを掴まれ、冷たい声で脅される。処刑エンドまっしぐら。
……のはずが、どこをどう間違えたのか、仇であるはずのラグナがなぜかミリアーナを執拗に守り、甘く囲い込み、溺愛してくる。
転生したミリアーナは、前世で培った勘と行動力で、処刑ルートの回避に挑む。
だが、運命を捻じ曲げた先で待っていたのは──彼女の想定を超える結末だった。