あらすじ
精霊の巫女ミトラは、日に三度、祈ると誰にも使えないコインを生むという、なんとも使えない能力を持っていた。
役立たずの恩寵持ちとして、これまで二度領地変えをして流されてきたミトラは、三度目にして精霊に捨てられた大地、クフアルへと足を踏み入れる。
そこは不毛の砂漠、枯れ果てた大地だった。
しかし人に恵まれ、これまでは取り上げられ続けてきたコインを貯蓄してみたら、500枚で〈ゲームセンター〉が買えるという。
これも精霊の導きと購入してみたミトラだったが――
◇ストーリー展開◇
1話:導入・ミトラの背景説明
2話:ミトラの恩寵が明らかになる
3話:新たなゲームが登場・進化
4話:味方の危機的状況とミトラのギャップ
5話:奇跡の実態・新たなゲームの登場
6話から『精霊の化身編』が始まり、クフアルが精霊に呪われたのは何故か、その呪いの真相へと迫っていく。新しいゲームも続々登場。
原作小説15万字ほどのボリューム。
◇世界設定◇
精霊信仰。精霊は八百万の神のような存在。
神殿ではなく精霊殿が各地にある。
土地の精霊へ祈りを捧げ、その御霊をなぐさめる精霊の巫覡がいる世界。
巫女、覡男ともに「みたまなぎ」と呼ばれる。
各地の精霊殿には中枢から巫覡が派遣される。
巫覡の恩寵(ギフト/スキル・能力のようなもの)は主に癒しだが、時に特殊な恩寵を持って生まれるものもいる。
◇5話までの登場人物◇
ミトラ:
主人公。
緑金色の長髪(ゆるふわウェーブ)に巫覡の証となる金の瞳。
小柄で凹凸に欠ける体を巫女のローブに包んでいる。
精霊の失われた大地クフアルへ派遣された精霊の巫女《みたまなぎ》。
役立たずの恩寵持ちといわれ、これまでに二度、領地を逐われている。その経験から何事にも自信がなく、いろいろなことをあきらめがち。
ヨルン:
白銀の長髪(さらさらストレート)に巫覡の証となる金の瞳。
絶世の美青年。目映い。実は百歳を越えている。
ナダ・ナブの精霊殿の長。
精霊の失われた大地クフアルをただひとりで支える精霊の覡男《みたまなぎ》。
優しくお茶目なところもあるが、穏やかなだけではない。
タウィーザ:
金髪碧眼、男性的に整った顔立ち。
筋骨たくましい長身。
クフアルの騎士団の副団長。
シャイヤ:
茶髪緑眼(三つ編み)。
肉感的な体つき。おしとやか。歌が好き。
ミトラの侍女。
ラキサ:
茶髪緑眼(ポニーテール)。
溌剌としてスポーティーな体つき。元気。舞いが好き。
ミトラの侍女。
ザアラ族:
黒髪黒眼。顔全体に入れ墨がある。
魔物使いとして、オアシスに寄らず砂漠の中で暮らす一族。