あらすじ
襲撃で壊滅した村から救い出された二人の幼子は、本条家に引き取られ、兄妹のように育った。
刀を握る少年・戎。
魔術の才を持つ少女・那種。
穏やかな日々は長く続かず、那種はその才能を見込まれ、名門魔術師の家へ預けられる。
二人は離れ離れとなり、そこで那種を待っていたのは、才能を慈しむ場所ではなく、少女を道具として扱う過酷な現実だった。
やがて那種は捨てられ、魔女と出会い、竜と契約して“守る力”を得る。
一方、戎は那種の帰る場所であり続けるため、己の剣を磨いていた。
別れ、再会、誓い、家族、そして皇国を揺るがす戦い。
これは、“銀華”と呼ばれる魔術師・那種と、
“黒刃”と呼ばれる剣士・戎が、
過去の傷を抱えながら、国と家族の小さな幸福を守り続ける物語。