あらすじ

八年、婚家の名で領の名簿を整えてまいりました令嬢が、婚約破棄の理由を「拗ねているのだろう」と先回りされましたので、証拠を三つ並べて指輪を置きました。八年、書面に私の名はございませんでした。 その夜のわたくしは、北の三村の名簿を写して届けておりました。受領の署名がございます。 持参の品は、すでに全てこちらへ移してございます。後見の署名は、あなた様がお持ちの紙にございました。 三つとも、それではございません。ではなぜかと申しますと——八年ぶんのどの書面にも、わたくしの名が一度も書かれていないからでございます。 ——春から、名簿はわたくしの名で提出しております。

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小説を読もう2026/08/05
  • 現在の作品婚約破棄の理由を先回りされたので、証拠を三つ並べて指輪を置きます——八年、書面に私の名はございませんでした