あらすじ

「妹は体が弱いのだから」と四年。その四年分の診断書に、「安静」の二文字はございません。 妹のロザリーは、六つのときに一度倒れました。それ以来、母はこの子を座らせております。慈善会も、収穫祭も、拝謁も、名代はすべてわたくしでございます。 けれど先生の所見は、四年で十一通。そのうち九通に「日々の散歩を勧む」とございます。「安静を要す」は、一度もございません。 妹は仮病ではございません。誰も、紙を読んでいなかっただけでございます。 ――わたし、歩いていいの。妹がそう言った日から、庭を一周ずつ始めました。 こんな方におすすめ:悪役のいない話/書いてあることではなく書いていないことを読む/姉妹の後味が静かに温かい

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小説を読もう2026/08/05
  • 現在の作品妹君の診断書に、安静を要すとはどこにも書かれておりません