あらすじ

十年のあいだ、わたくしは殿下の半拍の遅れを黙って補正しておりました。婚約解消の翌週から、殿下は誰とも踊れなくなりました。 王太子テオドリク殿下の婚約者マチルデは、十年の舞踏会で四百十二回、遅れる左足に自分の歩幅を合わせ、その数値を帳面に記録し続けてまいりました。「君と踊るのは楽だ」――その一言を最後に、彼女は自分から婚約解消を申し出て、歩幅帳をお返しします。 以後は令嬢たちに「合わせ方」を教える側へ。誰も責めません。声も荒げません。ただ、記録だけが残っております。 全十五話・完結済。相手が自分で計算して気づくまでを、最後まで書き切ります。 静かなスカッとと、数字で証明される十年ぶんの労が好きな方へ。 ※派手な断罪・復讐・言い争いはございません。恋愛要素は控えめです。

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小説を読もう2026/08/05
  • 現在の作品あなたの歩幅に合わせていたのは、わたくしでございます 〜婚約解消の翌週から、殿下は誰とも踊れません〜