あらすじ
公爵令嬢セレスティアは、十歳で第一王子アルベルトの婚約者となって以来、「感情を表に出すな」という王妃教育を受け続け、次第に無表情な令嬢へと変わっていく。
かつて感情豊かな彼女に惹かれていたアルベルトは、その変化とともに心を離し、ある宴の場で衆目の中、突如婚約解消を宣言する。
行き場を失ったセレスティアは、王家と実家の思惑により、戦争の英雄として辺境伯位を賜ったギリアムに嫁がされることになる。
迎えた初夜、ギリアムは「この結婚はただの契約。愛するつもりはない」と告げて寝室を去ろうとする。だがセレスティアはギリアムにこう聞いた。
「それで?」