日本語
メニューを開く
インタビュー
おすすめ
ランキング
作品検索
ログイン
日本語
あらすじ
算盤を伏せて立つのは、四年間いつもわたくしでした。下働きが皿を割っても、店への払いが遅れても、夫は笑って仰います。「まあ、悪気はないのだから」。叱ったのはわたくしで、詫びの菓子折りを提げて町を回ったのもわたくしで、「厳しい奥方」と呼ばれたのもわたくしでした。承知いたしました。もう叱りません。菓子折りも提げません。お勘定と差配は今日も一分の狂いもなく続けますわ。……旦那様の「まあ」で詫びが済んだことは、四年、一度もございませんでしたわね。
連載情報
ウェブ小説
配信言語
日本語
1
日本語
プラットフォーム 1件
現在の言語
小説を読もう
小説を読もう
2026/08/05
現在の作品
「離縁なさるなら菓子折りはご無用でございます」と女中頭が笑った朝、四年叱り役にされた私は算盤ひとつで町の信用ごと頂きます
2026/08/05