あらすじ
『氷の魔法少女』として、圧倒的な力で任務を完遂し、世間から冷徹なヒロインとして持て囃される水島アカネ(17歳)。
しかし、彼女の本当の姿は、相手を思いやるあまり言葉を選びすぎてしまう、不器用で心優しい少女だった。
十歳の秋。両親と出かけた幸福なドライブは、空から降ってきた謎の「巨大な鉄塊」によって凄惨な地獄へと変わる。両親の命と引き換えに生き残った彼女を待っていたのは、「妄想を語る哀れな子供」という大人たちの冷たい視線だった。
誰も真実を信じてくれない。誰も私を理解してくれない。
色彩を失ったモノトーンの世界で、心を凍らせた少女の悲痛な過去が明かされる。