あらすじ
第4文化圏オーガの草原。
人間の勇者が持ち込んだ白い聖剣は、戦のあと、土に刺さったまま残されていた。
若い戦士たちは、その剣を抜いた者こそ次の歌になると騒ぐ。
けれど、柄番の女ラダだけは、聖剣ではなく、その柄を見ていた。
彼女の仕事は、戦場で折れた斧、槍、剣、盾棒の柄を数え、使えるものと捨てるものを分けること。
戦士ではない。
勇者でもない。
神に選ばれてもいない。
ただ、折れた柄を数えていただけだった。
しかしラダは気づく。
昨日の戦で折れた柄の多くに、同じ場所、同じ深さ、同じ向きの傷があることに。
そして、聖剣の柄にも同じ傷があったことに。
聖剣は抜けない。
神の奇跡だからではない。
中で柄が折れているからだ。
刃を見る者。
歌を見る者。
血統を見る者。
その誰も気づかなかった戦場の危険を、折れた柄を数え続けてきた女だけが見抜いていた。
これは、聖剣を抜けなかった柄番が、数と実務知で戦士たちの手を守る話。
本作は『第十六個体観測録』関連作品です。
本編:『第十六個体観測録』
https://ncode.syosetu.com/n6732mh/
本作は、作者が世界観設定、キャラクター設定、勢力構造、物語の方向性を作成し、それらに基づく本文案の整理・推敲補助にAIを使用しています。AI出力をそのまま投稿するものではなく、作者が内容確認、設定整合性の確認、加筆修正、投稿判断を行っています。