あらすじ

「真実の愛を見つけた」と言われたので、賛成いたしました。つきましては、こちらが十年分の見積書でございます。 十年の婚約のあいだ、わたくしはヴァイデン伯爵家の帳簿を回してまいりました。記帳、小作料の督促、王都商会との仲介、二度の借入交渉。どれも「数字が得意だから」の一言で片づけられてきた仕事でございます。 婚約解消を告げられた日、わたくしは怒りませんでした。ただ、十年ぶんを項目別に積算した見積書を差し出しただけでございます。総額、金貨四百二十七枚。そして最後の一行には、こう書いてございます――値引、十年分の好意、全額。 こんな方におすすめ:淡々とした正論で相手が崩れる話/数字で殴る主人公/叫ばないざまぁ

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小説を読もう2026/08/05
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