あらすじ
最愛の婚約者から婚約を破棄され、異母弟によって冤罪を着せられ投獄されたウィリア王国第一王子ギルバート。地下牢で命を落としたはずのギルバートは、目覚めると一年半前の過去にいた。またディアナに会える、という喜びもつかの間、その婚約者が最終的に選ぶのは彼の異母弟セドリックだったと思い出す。
名誉も、尊厳も、次期王の座も。ギルバートは何もかも捨ててきた。たったひとつ、彼女との婚約を守るために。
その最愛の人が、自分の隣を望まないというのなら。
「婚約を解消しよう。……あなたには、自由になってほしい」
自分の唯一の願いすら捨てて、ギルバートは王宮を出ていく決意を固める。
――彼女の想いと、渦巻く陰謀の存在に、気がつかないまま。
※主人公の自己肯定感はどん底です。ぐだぐだ考え事の多い主人公が苦手な方は閲覧をお控えください。