あらすじ

西暦2045年、VRMMOはAI技術の発展とともに着実な進歩を重ね、人々の生活はバーチャルで行われるまでになる。  三大バーチャルワールドの一角を占めるヒノワの晴れ渡るとある日常の中で、賑わう一角のステージ。  サクライフの初々しい初配信が始まる時刻が迫る中、会場の入口からバタバタと足音へ目を向けると本日の主役であるはずの夜空イチルが汗だくになりながらも突入してきている。  会場のスタッフから「出演者の入口はあちらですよ。」と言われると、つかのま、目を点にしたイチルは「あー…。どーもどーも、皆さん。本日はお越し下さり、ありがとうね!!」と近くのリスナーと握手し、手を大きく振りながら後にする。後にした会場は一拍の間が開いた後に1人が吹き出すと次から次へと笑いが沸き起こる。  そんなハプニングも貢してか配信開始前にはステージ会場は和やかな雰囲気で包まれる。  配信時間となると勢いよく飛び出す金髪のポニーテールをたなびかせながらイチルが「はいフレー!!みんなと仲良くなれるかな?夜空イチルです!宜しくね!!」と言い終えると同時に「はいはーい!」と大きく右手を上げながら、ぴょんぴょんと跳ねると、ニヒヒヒと笑って「私ね、みんなとオモシロを探して、みんなで笑うのが夢なんだ!」と言うと会場がワッと湧いて「良いぞ!」、「応援するよー」と声が会場を覆うその瞬間に、1つの鋭く尖った声が切り裂いた。  「面白くもないのに笑えるかよ。」  その声に静まり返ると1人のリスナーが肩を震わしながら声を荒げようとした瞬間、「みんな、大丈夫だよ。落ち着いて。」と凛とした声が場を包む。  「みんな、ごめんね。少しだけ時間頂戴。」と言って頭を下げると、イチルはステージから降りてその声のもとである銀髪の少女の元へ向かう。銀髪の少女の目は鋭さを増しながらギラついてる。  そんな彼女にイチルはにこやかな顔で言う。  「それもそう。面白くもないのに笑えないよね。」  イチルは「長くは話せないんだけど…」と前置きしながら、銀髪の少女に手を差し伸ばしながら「笑うことが難しいこともある。でもね、2人なら、みんなとならきっとオモシロは見つかるって、私は信じてる。」、そう言い切ると「だから、一緒に探してみない?」と温かな声で接する。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/04
  • 現在の作品私たちのバーチャルライフ〜VRMMOでみんなとオモシロを探す配信をしてみた〜