あらすじ
帝国を揺るがした事件を経て、龍雅院分家当主・凜人は、新たな軍学校――『帝国学院』の設立に動き出す。
必要なのは、生徒を導く教師と、学院を支える人材。
長年龍雅院家に仕えてきた老執事・東堂誠也。
美しい言葉にこだわる本家のメイド・詞葉。
穏やかな笑顔の裏に恐ろしさを秘めた冬弥と、筋肉を愛する軍事教官・海斗。
かつて凜人自身を教えた外国人教師・クロード。
そして、旧友である法規の専門家・関喜英。
凜人は時に頼み込み、時に弱み――もとい、相手の心を巧みに突きながら、一癖も二癖もある人材を次々と学院へ引き入れていく。
やがて教師たちは揃った。
しかし、これはまだ始まりにすぎない。
次に凜人が集めるのは――
帝国の未来を担う、生徒たち。
そしてその陰では、神・久遠が静かに彼らを見つめていた。
これは、後に少年少女たちの運命を大きく変える『帝国学院』が生まれるまでの物語。
【登場人物紹介】
《龍雅院分家》
龍雅院由羅(26):長男。権力に興味が無い。帝国学院校長。
龍雅院凜人(23):分家当主。帝国学院特別顧問。
龍雅院愛理(17):次女。若くして医師になった天才。れいなの主治医。帝国学院医。
春夏秋冬れいな(15):久遠の契約主。凜人たちの異母妹。
《龍雅院本家》
龍雅院冬弥(27):帝国学院で、帝国倫理学を教えている。常に穏やかな笑顔を浮かべていて、絶対に怒鳴らない。でもそれが逆に怖い 龍雅院海斗(24):帝国学院、軍事教官。冬でもタンクトップにジャージ姿で、竹刀を背負っている。口癖は「筋肉は裏切らない」、「夕日に向かって走れ」
《龍雅院家使用人》
聖蓮(50):龍雅院分家筆頭執事。口癖は「執事タルモノ、主の五歩先をよめなくてどうします」 麻衣(30):れいな付き筆頭メイド
《帝国学院教師》 クロード(50):ガリア王国出身。長年龍雅院家の家庭教師を務めていた。外国語担当。
詞葉(25):龍雅院本家でメイドをしていたが、凜人にスカウトされる。国語担当。
東堂誠也(60):龍雅院分家で長年執事をしていた。退職日に凜人からスカウトされ、帝国学院図書館司書となる。
関喜英(23):帝国学院法規担当。常に軍服姿で、規律棒(竹鞭)を所持している。
《神々》 久遠:ホトトギスに擬態した神。れいなと契約している。
花遠:久遠の分霊。れいなと共にいる事が多い。 分霊2〜7:生徒の監視役