あらすじ

文化祭の話し合いをしていた星霜学園二年四組の三十二人は、突然、荒廃した異世界《終末界》へ飛ばされる。 空には二つの月が浮かび、街に人影はない。助けを呼ぶ手段も、元の世界へ戻る方法も見つからなかった。 やがて生徒たちは、自分たちに常識を超えた力が宿っていると知る。 時間操作、死者蘇生、疫病、核兵器――いずれも使い方を誤れば、仲間だけでなく世界そのものを滅ぼしかねない「終末権能」だった。 生き残るには協力しなければならない。 だが、誰が暴走するか分からない。 食料は減り、疑いが広がり、クラスのルールは少しずつ生徒たちを縛っていく。 目立たない記録係の終夜アスカは、失われていく仲間の言葉を書き残そうとする。しかし犠牲が増えるたび、彼女の身には説明のつかない異変が起こり始める。 なぜ三十二人は、この世界へ連れてこられたのか。 終末権能を与えたのは誰なのか。 そして、荒廃した世界の奥で待つものとは――。 これは、世界を救う英雄の物語ではない。 名前を失いかけた三十二人が、最後まで人間であろうとする物語。

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小説を読もう2026/08/04
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