あらすじ
目を覚ますと、そこは剣と魔法が支配する異世界だった。
異世界へ召喚されたのは、幼い小坊主の姿をした一休。
しかし、鑑定の結果は――天職なし、魔力ゼロ、固有能力なし。
何の力も持たない役立たずと判断され、大聖堂から追い出されそうになる一休だったが、彼には魔法にも剣にも負けないものがあった。
それは、物事の矛盾を見抜く知恵と、とんちだった。
欲深い貴族が突きつける無理難題。
誰も開けられない古代遺跡の扉。
嘘と真実が入り乱れる裁判。
呪いだと恐れられる不可解な事件。
人間と魔族の争い。
勇者や魔法使いが力ずくでも解決できなかった問題を、一休は観察力と発想、そして少しの屁理屈で次々と解き明かしていく。
剣は振るえない。
魔法も使えない。
けれど、難しい問題にぶつかっても、一休は決して慌てない。
「慌てない、慌てない。一休み、一休み」
魔力ゼロの小坊主が、とんちと知恵で異世界の難問を解決していく、謎解き世直しファンタジー。