あらすじ
ここは砂漠と雪原の星。
どうやったかは分からないが、星全体に運河が縦横に張り巡らされ、その運河に沿って人類は都市や村を築き、どうにか日々を生き延びている。
私はしがない地方運河都市に住む、三流傭兵。
親から受け継いだのは、細い運河に掛かるボロ水車の利権のみ。
飯を食う分には困らないが、それ以上の望みは持てない。
だから副業として傭兵をやっている。それだって不定期だが。
そしてそんな私のささやかな楽しみは、運河の側の小さいため池で水遊びをする少女を観察する事だ。
私はいつも通り少女達を観察していた。
だが、運河から何か大きな箱が流れて来るではないか。
私はボートフックで箱を手繰り寄せ、箱の蓋をこじ開けた。
そして、箱の中に居た少女に触れた事で、しがない私の運命は変わった──