あらすじ
「今日食べたものが、明日の自分を作る」
その宿には、ワケあり客しか来ない。
宿への予約は電話のみ。広告も出していないこの小さな宿に辿り着くのは、事情を抱えた人だけだった。
東京で働いていた実央は、亡き祖母が営んでいた『民宿ひとよ』の後を継ぐために、長野に向かった。
そこで待っていたのは、ピンク髪の不思議な青年。
オガミと名乗る彼は、民宿ひとよの料理人だと言う。
宿に泊まりに来る客に、実央とオガミは一泊二食を提供する。
美味しいご飯を食べたあと、客は少しだけ前に進めるようになって帰って行く。
ほっこりしてときどき泣ける、少し不思議な美味しい連作短編を召し上がれ。