あらすじ
そのポンコツ、俺が直してやろうか」
街の片隅で昼間から酒を飲むくたびれた魔導技師、グレアム。
彼の元にやってきたのは、重すぎてまともに振るうこともできない「バカでかい魔導剣」を抱えた16歳の新人冒険者、エルマだった。
周りから「そんなポンコツじゃ冒険者は無理だ」とバカにされ、落ち込むエルマ。
だが、その剣を一目見たグレアムの眼光が変わる。
「……そいつはポンコツなんかじゃねえ。下手に弄くり回されてガタがきてるだけだ」
実はその剣は、かつてグレアムが駆け出しの頃に背中を追った、亡き伝説の冒険者(エルマの祖父)の形見だったのだ。
見過ごせないグレアムが手慣れた手つきでパーツを解体し、真の魔力回路を叩き起こす――。
極上のオーバーホールを施された瞬間、ただの鉄くずだった剣は、恐ろしいほどの軽さと圧倒的な切れ味を解き放つ!
「軽い……! 剣が軽いです、おじさん!」
ポンコツ扱いされていた少女と、酒をあおる伝説の技師。
一丸の「神調整」から始まる、爽快師弟ファンタジー、開幕!