あらすじ
高校三年生の結城さくらは、勉強そっちのけで男性アイドルグループ『キング・スター』を全力で推す女子高生。
彼氏なんていらない。推しがいれば、それで幸せ。
小学生の頃、夕暮れの公園で出会った売れない少年たち。中でも優しく接してくれたユウトは、父も兄もいない私にとって、いつしか「理想のお兄ちゃん」のような存在になっていた。
握手会で思わず口にした一言。
「お兄ちゃんと呼んでもいいですか?」
その日からユウトは私を「妹」と呼び、私はライブへ行くたびに「お兄ちゃん」と呼ぶようになる。
やがてキング・スターは人気アイドルへと成長し、ついにアリーナライブを開催。
そのステージで語られたのは、ユウトが長年胸に秘めていた、生き別れの妹への想いだった――。
推しへの憧れが、一つの真実へとつながる。
笑って、泣ける青春ヒューマンドラマです。