あらすじ

古い水車小屋の屋根には、割れた瓦が四十七枚ある。数えたから知っている。──二回も。 山あいの貧しい村・元村(もとむら)。十二歳のヨウタは、何でも数える少年だ。瓦も、鶏も、銅貨も──嘘も。だが、正しい勘定を口にしても、大人は誰も聞いてくれない。 幼なじみのカットは、その逆。何ひとつ数えたことがないのに、人の心に必要なものを、いつも前掛けのポケットから取り出してみせる。 ある日、二人は聞く。「悟りの都サトリア」──誰も他人を騙せない、目の開いた人々の都の伝説を。 数える少年と、値のつけられない少女。ふたりの旅が、いま始まる。 (異世界転生なし・チートなし。和風世界を舞台に、少年少女が「勘定」と「人の心」で世界を渡っていく、王道成長ファンタジー。)

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/08/04
  • 現在の作品数える少年と、値のつけられない少女 〜もう誰にも騙されない〜