あらすじ
悪魔に取り憑かれた人を救うための薬や香油を作っている浄化士のベアトリーチェは、教会に所属している歴戦の祓魔士であるジェラルド神父に恋をしていた。
「神父様! 今日も素敵ですね。これから任務ですか? 終わったら今度こそデートに……いや、なんならご両親にご挨拶でも……」
「……お嬢さんの冗談に付き合うほど暇じゃないんだが」
しかし、ジェラルドはベアトリーチェと親子ほども年が離れた、禁欲を義務付けられた聖職者。どれだけ求愛してもまったく相手にされず、ベアトリーチェは今日も溜息をついていた。
そんなある日、各地で悪魔祓いの依頼が増え始める。悪魔出現の増加という異常事態の真相を追おうとするジェラルドを、ベアトリーチェが補佐することに。こうして二人は、悪魔祓いの相棒として数々の任務に就くことになる。任務で行動をともにするうちに、二人の距離は事件を解決する度に少しずつ近づいていく。
「絶対に、いつか神父様を堕としてみせる……!」」
これは、無邪気な恋心をぶつける若い娘と、そんな彼女に振り回されながらそのひたむきさに図らずも心惹かれていく壮年の男の、怪異と恋をめぐる物語。