あらすじ

異世界へ召喚された高校生・黒瀬湊に下された鑑定結果は、天職なし、魔力ゼロ、能力なし。 役立たずと判断された湊は王国から追放され、人目のない森で密かに処分されることになる。 しかし、湊を殺そうとした兵士たちの前に、異世界には存在しないはずのものたちが現れた。 目も鼻も口もない、幼い兄妹。 どこからともなく電話をかけてくる、黒髪の少女。 天井や壁を音もなく這い回る、手足の長い老婆。 白い身体を不自然に折り曲げ続ける、正体不明の影。 そして、「ぽぽぽ」と奇妙な声を響かせる、異様に背の高い女。 湊には、子どもの頃から数え切れないほどの怪異が取り憑いていた。 だが、湊は怪異を操れない。 命令しても従わず、何を考えているのかも分からない。 なぜ自分についてくるのか。 本当に自分を守っているのか。 それとも、湊自身を自分たちの所有物だと思っているのか。 役立たずとして人間の国を追放された湊がたどり着いたのは、魔王が治める魔族の国だった。 本人には何の力もない。 けれど、その背後には魔王よりも恐ろしいものたちがいる。 これは、怪異に取り憑かれた少年が、異世界の常識も人間と魔族の争いも揺るがしていく、異世界怪奇ファンタジー。

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小説を読もう2026/08/03
  • 現在の作品役立たずとして追放された俺には、魔王より恐ろしい怪異が取り憑いている