あらすじ
連日働き詰めの果てに過労死した動物好きの青年は、生前プレイしていたダークファンタジーゲームの悪役令息、ロマン・レンティスに転生していた。
彼を待ち受けるのは、自らの家が虐げてきた獣人たちの皇帝によって惨殺されるという破滅の運命。
断罪の刃を回避するため、ロマンはすべてを捨てて国境の雪山へと逃亡する。
凍える雪道で彼が見つけたのは、罠にかかり血を流す一匹の巨大な銀狼だった。
動物を愛する本能から、自身に迫る危険も顧みず銀狼を救い出すロマン。
極上の「もふもふ」な毛並みに癒やされ、束の間の温もりを分かち合う二人だったが、ついに公爵家の追っ手が迫り来る。
銀狼を逃がすため自ら囮になったロマンの前に、圧倒的な力で狩人たちを蹴散らす銀狼の姿が。
そして光に包まれた銀狼は、冷徹で美しい獣人皇帝カルステンへと姿を変えた。
「どうして、私が運命の番の首を刎ねねばならないのだ」
処刑されるはずが、なぜか皇帝の「運命の番」として甘く囲い込まれてしまうロマン。
冷酷な悪役令息として死ぬはずだった青年が、極上のケモミミ皇帝に溺愛され、本当の幸せを見つけるまでの心温まる異世界BLファンタジー!
【登場人物紹介】
◇ロマン・レンティス 18歳
人間の王国を牛耳る冷酷な公爵家の三男。
自分がプレイしていたゲームの悪役令息であることに気づく。
本来なら獣人皇帝の怒りを買い処刑される運命だが、破滅を回避するために家を出奔し、隣国との国境へ逃亡する。
前世は動物をこよなく愛する疲弊した社会人。
心優しく、傷ついた動物を見ると放っておけない。
◇カルステン・モルゲン 25歳
獣人の国を統べる若き皇帝。
美しく巨大な銀狼に変化する能力を持つ。
冷徹で並外れた力を持つが、密かに国内を視察していた際に罠にかかり、傷を負って雪山で倒れていたところをロマンに救われる。
自分を恐れず、無防備に愛を注いでくれるロマンが運命の番であると本能で悟り、彼を地の果てまで追いかけてでも手に入れようとする。