あらすじ
あらすじ
父が事故死、母親が新興宗教に傾倒し、熱を失った日常を送っていた高校生・サヨ。 ある日彼女の前に現れたのは、自分の記憶、容姿を完璧にコピーした未知の怪物『ドッペルゲンガー』だった。 身体を乗っ取られる間一髪、サヨを救ったのは「ヘル」と名乗る謎の人物。 生き延びるため、サヨはヘルと手を組み、社会に紛れ込むドッペルゲンガー、そしてその裏に潜む宗教組織『ゲンガン教会』の闇へと足を踏み入れていく―― 。
世界観
数十年前から『ゲンガン教会』という宗教組織が存在する街、黒慈市。 実は数年前から、人間の肉体を乗っ取って社会に紛れ込む未知の生物『ドッペルゲンガー』が増え続けていた。 彼らはある壮大な計画を実行すべく水面下で暗躍しているが、一般の人々はその恐るべき事実に誰一人として気づいていない。
登場人物
[主要人物]
〇少弐紗代(サヨ)
本作の主人公。黒磁市に住む高校1年生。父が事故死し、母と微妙な距離感で暮らしている。ある日ドッペルゲンガーに襲われ、命を助けてもらうため、ヘルと協力することになる。基本的に怠惰な性格だが、切羽詰まると頭の回転が早くなる。
〇ヘル
ドッペルゲンガーを狩ることのできる数少ない存在、通称”ハンター”。ドッペルゲンガーに襲われそうになっていたサヨの命を救い、ゲンガン教会の調査を手伝わせている。乱暴で打算的な性格かつ秘密主義である。サヨとほぼ同い年の女性だが、ほぼ常に戦闘用の黒ジャケット、黒ズボンを着用し、黒い中折れ帽をかぶっている。
〇百武翔也
サヨの幼馴染で中学2年生。不登校だったが、ゲンガン教会でのカウンセリングを経て学校に通えるようになった。おとなしいが観察眼が鋭く、好奇心も強い。
[ゲンガン教会関係者]
〇百武宗太郎
翔也の父。黒慈市で精神科を開いていたが、体をドッペルゲンガーに乗っ取られている。医師という立場を利用しながらゲンガン教会の計画に協力している。
〇竜水理恵
ゲンガン教会の理事長代理を務める若い女性。中性的な美しい容姿をしておりカリスマ性があり、信者からも人気が高い。冷酷な性格で、自分の計画に従わないものは徹底的に排除する。優れた宗教指導者であり、ゲンガン教会の支部を各地に増やして勢力を拡大させた。
〇浅田頼一
現職の黒慈市議会議員で、ゲンガン教会執行部名誉顧問を務めている。ゲンガン教会と協力し、選挙に勝ち続けている。自分の政治生命以外には無関心な利己的な人間。
〇外山憲明
ゲンガン教会広報委員会委員長を務めている初老の男性。真面目で調和を重んじる性格で、冷酷な竜水理恵と対立している。意拳、攔手拳、八極拳など数多くの中国拳法を修めた武術の達人でもある。
警察関係者
〇田山康
黒磁市警の警部補。精神強奪者対策チームのメンバー。
〇山岡浩紀
黒磁市警の巡査部長。精神強奪者対策チームのメンバーで、田山の部下。
〇安田智弘
公安課の管理官で、精神強奪者対策チームのリーダー。