あらすじ
最貧国の第五皇子・蕭星淵(しゃお・せいえん)は、顔の良さだけを買われ、超大国の第一皇女である鳳瑶(ほうよう)の婿候補に選ばれてしまう。
相手は大陸中で悪評高い皇女。怪力で、男たちを震え上がらせる規格外の姫だという。
星淵に課された使命はただひとつ。
鳳瑶に気に入られ、祖国に李皇国の庇護をもたらすことだった。
「勘弁してくれ」ってのが彼の本音だ。
他国の皇子を推して自分は逃げる、逃げの一択と覚悟を決め、婚活レースに参加した。
しかし、現実には集められた弱小国家の皇子たちも、彼女から逃げ出したくて仕方がない。
最初の選抜大会から、星淵を含めた四人の皇子(知的な蒼璟皇子、ワンコ系皇子の雲熙皇子、武力に秀でた弦傑将軍)は、戦うどころか互いに譲り合う博愛精神に満ちていた。
彼らはライバルではなく共通の目的から仲間意識さえ覚えてしまう。
さて、超大国である李皇国の朝廷は、寵妃によって牛耳られ、亡き大后の娘で、正統な皇位継承者である鳳瑶は孤立していた。
誰も婿にならないような情けない皇女として貶めたい寵妃は、第一皇子である足の不自由な彼女の実兄とともに、鳳瑶を葬りさろうとする。
怪力ゆえに恐れられ、女として愛されることを諦めた彼女の孤独に触れたとき、星淵の婚活は本気の恋へと変わっていく。
そんな、顔だけ皇子と怪力皇女が、婿取りレースと政変を駆け抜ける、逆シンデレラ中華宮廷ファンタジー物語です。
※ 本作品は完全なフィクションです。実在の人物・場所・団体・事件とは一切関係ありません。