あらすじ
在宅プログラマーとして働く花村碧斗には、誰にも明かせない秘密がある。
それは、アニマルコミュニケーターの資格を持ってる事。だけど、自分の愛猫・琥珀の言葉だけしか理解できない事。
口コミだけで「ペットロス相談」を請け負う碧斗のもとには、亡くした愛猫への後悔を抱えた飼い主たちが訪れる。
琥珀猫が生まれ持つ第六感(霊感)と、ずば抜けた観察眼で「亡くなった猫が遺した真実」を解読する、特別な解読手帳を持っていた。
人間には見えない「あの子の残り香」を辿り、琥珀はじっと部屋を見つめる。
「猫は言葉を残さない。だがな、部屋のすべてにお前と過ごした愛の痕跡を残していくんだ」
不思議な霊感と、猫ならではの習性・痕跡から紐解かれるのは、飼い主の後悔をぬくもりで塗り替える、愛猫からの「最後のメッセージ」。
ペットロスに寄り添う、涙と温かな笑いに満ちた猫視点の解読ミステリー。