あらすじ
魔女になるという夢に破れた蒼依。
彼女は空を目指して橋の欄干を蹴り上げたが、その体は無情にも川へと落ちていく。
この世界では、魔女は特別な存在じゃない。
幼い頃、一緒に飛ぶと約束した親友の千花は、今や人々を助ける立派な魔女として活躍している。
それに比べて、蒼依は魔女になれなかった『普通』の子だった。
〈登場人物〉
飛間 蒼依【ひま・あおい】
ずっと、「魔女になりたい」と願い続けていた少女。
街で活躍する魔女を見ると、私はその他大勢なんだという感覚に襲われる。
自分の人生にも意味があったと思いたいけれど、理想通りに人生を歩むことができていない。
四門 千花【よつかど・ちか】
魔女としての才能があることが、最大のコンプレックスの少女。
魔女に選ばれた割に、自分はたいしたことないと感じている。
蒼依との関係を壊したくないと思っていて、もう一度、同じ空を飛びたいと思っている。