あらすじ
夜の原っぱに寝転び、空に手をかざす。
手で星を測りながら、「僕は今、どこにいるんだろう」と考えていた。
夢が見えない夜も、何を信じればいいのか分からない日もあった。
それでも、ペンを握り、手を動かし、遠くの星を見つめ続けた。
季節が巡り、時間が流れる。
同じ空を見上げているはずなのに、少しずつ見える景色が変わっていく。
「どこにもいけない」と思っていた僕は、いつしか「どこにでもいける」と思えるようになっていた。
これは、夢を叶えた誰かの物語ではない。
迷いながら、それでも歩き続けた一人の人間が、
昨日より少しだけ明るい今日へ辿り着くまでの物語。
夜空を見上げることから始まった、ひとつの星の物語。