あらすじ

夢魔学校最低ランク――レベル1のサキュバスは、今日も人を誘惑できない。  一人暮らしの高校生、ジュンのもとに現れたのは小柄な一人の少女だった。胸などを隠す最低限の布地しかない、煽情的な出で立ち。背中には小さいが黒い羽、腰からは先端がハート型の尾も生えていた。  顔立ちは驚くほどに整っていて、おおよそ人間でないことは明らかだ。  そんな少女――リアは言った。 「あ、あああああ、アンタの……その……! せ、せせ、精を……ぷしゅぅ……」  どうやら彼女はサキュバスらしい。  しかしあまりに初心な性格をしているため、そういった発言をすると自らが赤面してしまう。人間を誘惑する教材ではなく、可愛らしい恋愛漫画ばかりを読んでいたという有様だ。  まさに落ちこぼれ、落第生のサキュバス。  夢魔学校の適性診断で「相性最高」と判定された相手は、恋愛にまったく興味のない超鈍感少年だった。  その相手――ジュンはどんな誘惑に対しても首を傾げ、リアの行動をすべて善意によるものだと勘違いするド天然。好意を向けられても、恋愛経験ゼロどころか、恋愛というものに興味がない。  しかし身寄りのないリアを居候させる、そんなお人好しの超善人だった。  そんなジュンを落とすための期限は、1年間。  落とせなければ、リアは生涯一人前とは認められない。  だが、すぐに赤面するリアと、恋に鈍すぎるジュンの距離は一向に縮まらない……。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/03
  • 現在の作品純情サキュバスは、自滅して勝手に赤面する。~エロ耐性ゼロで誘惑できない夢魔は、鈍感すぎる少年を前に今日も狼狽える~