あらすじ

白銀の髪と白い肌を持つティルア・ソルデヴィアは、人間から「白妖」と蔑まれ、奴隷同然の扱いを受けながら生きてきた。 彼女の正体は、滅ぼされた少数種族――エオネ族の最後の生き残り。 そして、まだ訪れていない未来を読むことのできる「時詠みの魔導師」だった。 ある日、ティルアは赤髪の高位魔導士アネル・ブリュームが命を落とす未来を見る。 自分を虐げてきた人間の一人でありながら、ティルアは彼を見捨てられなかった。 ティルアが未来を詠み、アネルが術式を解体する。 初めて会ったはずの二人は、不思議なほど息の合った魔術で窮地を切り抜ける。 ティルアがエオネ族だと知ったアネルは、彼女を所有物ではなく、一人の魔術師として自らのもとへ迎え入れた。 安全な部屋。正当な報酬。自分で選べる暮らし。 初めて与えられた自由に戸惑いながら、ティルアは正体を隠し、時詠みの力で人々の小さな困りごとを解決していく。 そんな彼女を、アネルは次第に深く愛し、誰よりも大切にするようになる。 しかし、滅びたはずのエオネ族が生き残っていると知った者たちが、再びティルアの命を狙い始める。 守られるだけだった少女は、やがてアネルの隣へ立ち、自らの名を告げる。 「私は白妖ではありません。エオネ族のティルア・ソルデヴィアです」 未来を詠む少女と運命を断つ軍師が、愛と魔術で明日を奪い返す、溺愛成り上がりファンタジー。

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カクヨム
カクヨム2026/08/03
  • 現在の作品最後の時詠みは、過保護な魔導軍師を守りたい