あらすじ
主人公――渡世 愁悟は気がつくと、中世ヨーロッパ風の異世界にいた。
ファンタジー要素満載の人々、見たことも聞いたこともない食べ物を売る露店の数々、街の中央に聳える巨大な西洋風の城。
まさにアニメや漫画、ライトノベルで見たようなテンプレ異世界そのものである。
オタク気質の強かった愁悟はその光景に期待と興奮を隠せずにいたが、どうやらこの世界は愁悟にとって理想的でも優しい世界でもなく――――
――――どこまでも残酷で理不尽なものだったらしい。
異世界に来た日に知り合った女騎士が翌日には殺され、自身は殺害現場にいたという理由で『騎士殺し』の不名誉と冤罪をかけられる。
ろくに伝手のない愁悟は前日に少し話した程度の仲の人物に助けを求めるが…………
これはチートも才能もない平凡な……いや、平凡以下でしかない高校生――渡世 愁悟が、数々の出会いと冒険の中で紡いだ絆を頼りに異世界を生き抜く物語。