あらすじ

最強とは何なのか。  数多くの挑戦者を打ち砕いてきた黒竜は考えていた。  自分は産まれた時から最強とされている。そして、竜は成長する存在ではない。  産まれた時から完成されている存在、それが竜なのだ。  ……では、つまらなくないか?  ただそこにあるだけ。それに何の意味がある。  ここで終わりならば、自分が存在する価値はどこにある。  武の頂を求めて、知の証明を求めて、人間たちは黒竜に挑んできた。  ――とすると、彼らの技術を学べばより強くなることができるのではないか?  黒竜という定められた存在から、脱却できるのではないか?  彼は決める。人間となることを。  完璧が欠ければ二度とは元には戻らぬ。  即ち、二度と竜には戻れないとしても。  己は限界を越えられると、これまで挑戦者たちが見上げた頂とは素晴らしいものなのだと――証明するために。

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カクヨム
カクヨム2026/08/03
  • 現在の作品最強の黒竜、弱き人間になる。~より強く成長するために人間になりましたが、バレずに人間やるのは思ったよりも大変でした~