あらすじ
少年は、アニメで見た渋いおじさんヒーローに憧れた。
「待って! せめてお名前だけでも!」
「フッ。名乗るほどの者じゃないさ。あばよっ」
そんな、サッと助けてサッと立ち去るクールなヒーローになりたかった彼が異世界転生する際に女神が与えたのは、ユニークスキル〝ヒーロー〟だった。
どんな絶望的な状況であろうが、三回は必ず助けたい相手を救える代わりに、その相手は、助けた者がいたことも、助けられたことも、助けた者の存在そのものすらも見えなくなって、その記憶さえも喪失してしまうというスキル。
これは、仲間を庇う度に自分のことを忘れられていくスキル持ちの男が、旅をしながら仲良くなったヒロインを守っては曇らせ、忘れられ、また次の場所へ行く物語。
そして、最初に出会った少女――〝全てを失った〟少女に友達を作ろうと奔走する話。
(※現在、第2回GAウェブ小説コンテストに参加しています。
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