あらすじ
大航海時代、コロンブスの新大陸発見で黄金郷(エルドラド)を夢見るスペイン人がインディアス(アメリカ大陸)に向かう。
そして七十万の戦士を抱えた帝国が、百人ばかりのスペイン人に滅ぼされる。
二つもだ。アステカとインカ。どちらも同じように滅びる。
なぜそんなことになったのか——。
俺の名はゴンサロ・ゲレーロ。パロスの水夫だ。
黄金が採れると聞いてスペインからインディアス(アメリカ大陸)へ渡る途中で船が沈み、海を十三日漂って、
気がついたらマヤの奴隷になっていた。
原住民と結婚し子供ができた。この地に根を張ろうと覚悟した。
八年後。同じ船で沈んだ男が、迎えに来た。
「帰れるぞ、兄弟。船が来た」
——その船に乗っていたのが、コルテスという男だった。