あらすじ

王太子殿下から、婚約破棄を告げられた公爵令嬢エルヴィーナ。 大広間に集まった貴族たちの前で、聖女への嫌がらせを断罪され、悪役令嬢として扱われた。 けれど、彼女がその場で考えていたのは、悲しみでも怒りでもなかった。 今日中に確認しなければならない書類のこと。 殿下の予定調整、聖女様の式典準備、王妃教育という名の実務、王宮各部署から回される確認事項。 いつの間にか、エルヴィーナは婚約者という立場のまま、王宮中の仕事を抱えていた。 傷つく余裕もないほどに。 倒れ、眠り、ようやく自分の体に戻った彼女は気づく。 悪役令嬢になったのではない。 ずっと、忙しすぎただけだったのだと。 これは、婚約破棄された令嬢が、眠ることと、休むことと、もう戻らないことを取り戻す話。

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小説を読もう2026/08/03
  • 現在の作品悪役令嬢になったのは、ずっと忙しすぎたから