あらすじ
伯爵令嬢カルロッタの元に、婚約者である伯爵令息サヴェリオから手紙が届く。
サヴェリオの幼馴染の男爵令嬢アニタが体調不良なので、観劇に行かれないというのだ。
二人は観劇ではなく、薔薇を見に行く予定だった。
カルロッタは自分が一人でも好きな場所に行って、やりたいことができると気付く。
馬車で上がった丘から見える、青い空、王都の街並み、遠い山々。
――もっと美しい景色に出会ってみたい。
カルロッタの心に、いつかアルバ山脈に登るという貴族の娘らしからぬ目標が生まれる。
同時に、カルロッタは、護衛騎士ピエールとの新しい恋へと、慎重に踏み出そうとするのだった。