あらすじ

午前零時十三分。 断るのが苦手な高校生・久世真尋は、コンビニ帰りの路地で、三つのパフェを抱えた赤鬼に財布を狙われた。 「四つ目」 当然のようにパフェを要求し、真尋が曖昧に応じようとすると、赤鬼は不機嫌そうに問い直す。 「久世は、どうしたいの?」 真尋が初めて自分の意思で断ると、赤鬼は怒らなかった。 「遅い。最初から、そう言って」 そして彼女の冷たい手を取った瞬間、コンビニの電子音が鈴の音へ変わる。 狐面の子ども。 人のいない屋台。 名前を忘れてしまう面屋。 夜明けまで続く、奇妙で騒がしい百鬼夜行。 昼になれば、真尋はいつもの教室へ戻る。 けれど夜になると、もう一度あの赤鬼に会いたくなる。 夏が終わるまでに、真尋は誰かのためではなく、自分の言葉で選べるようになるのか。 これは、午前零時の出会いから始まる、ひと夏の青春恋愛譚。 全58話執筆済み。完結保証。

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カクヨム
カクヨム2026/08/02
  • 現在の作品夏と、君のとなり