あらすじ
中学生の亜里沙は制服のスカートのポケットに漆黒のナイフを隠し持っていた。
ナイフの柄と鞘には蝶の彫刻がほどこされ、亜里沙の宝物。
玩具のナイフだけれども、このナイフで死ねたなら、母のところへ行けるかも知れない。そんな気持ちを抱きしめる日々。
ある日の放課後。
「黒い蝶が居る。でも、それ、私にしか見えないの。」
突然亜里沙に話しかける女子生徒。
彼女の名は「宮原」。
男子生徒への告白動画を学園中に晒された「1年英語クラスの宮原」だった。
宮原の不気味な言葉に翻弄される亜里沙は、行きつけの雑貨店「ケルトの風」で、思わぬ事件に巻き込まれて・・・・
無防備な少女たちの、夏の思い出の1ページ。