あらすじ
田沢真也は、都内の銀行に勤める営業課長。
祖母に育てられた真也は、古びたアパート“けやき荘”の隣室から毎晩漂ってくる出汁の香りを嗅ぎながら、隣には祖母によく似た“おばあちゃん”が住んでいると思いこんでいた。
だが、隣室・二〇二号室から現れたのは小動物のように愛らしい年下女性・工藤一花。
一花は、和食小料理屋の開業を目指して、毎晩、料理の腕を磨いていた。
ひょんなことから、互いの部屋を行き来するようになった二人。
一花の作る料理は、故郷の介護施設に入っている祖母を想い起こさせる優しい味がした。
真也と一花。
年齢も職業も性格も全く異なる二人が、古いアパート“けやき荘”の二階で、そっと心を通わせていく優しい恋の物語。
毎日20時半公開。
11万字程度の作品なので、2ヶ月ほどの連載になります。