あらすじ
一年だけの契約で迎えられた第十側妃エティエンヌ。
皇帝陛下との契約満了の日、彼女が選んだのは自由だった。
たった一夜の出来事も、優しく囁かれた言葉も、すべて忘れてもらうために——彼女は禁断の薬を使う。
これで二度と関わることはない。そう思っていたのに。
旅先で出会ったのは、大陸最強の野盗団を率いる男・ジャン=ファウスト。
なぜか彼は、初めて会ったはずのエティエンヌを大切に扱う。
懐かしい声。似た仕草。そして、忘れたはずの胸の痛み。
自由を選んだ元側妃と、正体を隠した男の再会から、新たな物語が始まる——