あらすじ

定時で帰る文官アルトの本業は諜報員である。 もっとも、本人が現場へ出ることはあまりない。 六つの国家にはそれぞれアルトの分身が潜り込んでおり、将軍や商会長、侯爵として勝手に出世しながら活動しているからだ。 毎晩行われるのは助手リリーとの報告会。 「戦争が終わりました」 「そうか」 「王家の借金を買いました」 「そうか」 「侯爵さんがまた面倒事です」 「そうか……」 今日も各国から依頼が届く。 そして大抵の場合、面倒事の中心にはアルトの分身がいる。

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カクヨム
カクヨム2026/08/02
  • 現在の作品定時で帰る文官ですが、六人の分身が勝手に出世しています