あらすじ
名門・葉月家――。
かつて大陸の繁栄を築いた一族は、「反逆者」の汚名を着せられ、歴史からその存在を消された。
生き残ったのは、十七歳の少女・葉月澪華ただ一人。
貧しい村で静かに暮らしていた彼女は、ある日、正体不明の謎の少年と出会ったことをきっかけに、王朝が隠し続けてきた巨大な陰謀へと巻き込まれていく。
澪華が受け継いでいたのは、人の才能や資質を見抜く《鑑定》、そして大地を切り拓き、城や街、結界までも創り出す伝説の《創成魔法》。
その力は戦うためではない。
人を集め、町を築き、国を興し、未来を創るための力だった。
やがて澪華は、行き倒れの謎の少年、天才的な薬学の才能を持つ少女、そして乱世に生きる英雄たちと出会い、仲間を増やしながら失われた名家の誇りを取り戻していく。
しかし、敵だと思っていた者は本当に敵なのか。
味方だと信じた者は、本当に味方なのか。
王朝が命を懸けて隠し続ける「神に匹敵する古代の力」と、葉月家が滅ぼされた本当の理由が明らかになった時、世界の歴史そのものが覆される――。
これは、滅びた名家の少女が、仲間とともに理想の国を築き、偽りの王朝に挑む、壮大な建国歴史ファンタジー。