あらすじ

桜庭澄暉(さくらば すみき)は、自分の「ひねくれたエゴ」を何よりも嫌悪している。 電車内のゴミ拾いも、誰もが嫌がる委員会への立候補も、すべては「関わりたくない」「時間を無駄にしたくない」という自分のための行動でしかない。 世間の綺麗事や偽善を嫌い、自分のズルさに一人で苦しむ澄暉。 だが、同じクラスの少女・白石澪(しらいし みお)だけは違っていた。 『自分のため』と言い張る澄暉の行動を、彼女はあたたかな瞳で見つめ、静かに肯定する。 「私、そういう桜庭くんの『自分のため』、嫌いじゃないな」 「誰かのため」という押し付けがましい偽善に傷ついてきた二人が、放課後の夕暮れ電車で重ねる、不器用で誠実な青春物語。

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カクヨム
カクヨム2026/08/02
  • 現在の作品これは、俺が自分を嫌いになれなくなるまでの物語