あらすじ

「聖女の力は偽物だ! 貴様は『忘却の泉』へ沈める!」 証拠もない稚拙な断罪劇の末、婚約破棄され処刑装置へと沈められた聖女セラフィーナ。けれど彼女には、王太子も義妹も知らない秘密があった。 ——前世は記憶力コンテスト日本一のデータ復元エンジニア。転生してなお宿した【完全記憶】のギフトにより、彼女は一度見聞きしたものを決して忘れない。 『記憶を消す装置に、記憶を消せない女を放り込むのは、悪手だ』 罪人の記憶を吸い上げるはずの泉は、セラフィーナの記憶を一片たりとも奪えなかった。そして彼女は、泉の最深部で目にする——燐光を放ちながら水没した、幻の白亜の宮殿を。 なぜ処刑装置の底に、宮殿が眠っているのか。封じられた真実とは何か。エンジニアの本能が疼く。 (調べなきゃ) 忘れない聖女が、月光の宮殿ごと隠された真実をサルベージする。淡々と、冷静に、けれど確実に——。断罪から始まる、逆転と発掘のファンタジー、開幕。

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小説を読もう2026/08/02
  • 現在の作品婚約破棄されて忘却の泉に沈められた聖女ですが、記憶を失くさない体質だったので月光の宮殿ごと真実を掘り起こします