あらすじ
【あらすじ】
「兵士の仕事は、市民に地獄を見せないために自分たちが地獄に漬かってそれを綺麗にすることだ」
海上自衛隊の医官・中村優太(なかむら ゆうた)は、元SEALs教官直伝の近接格闘術と、伝統武術を融合させた『無双薙刀流』を極めた異端のメディック。彼はある日、愛車のバイクと共に異世界・マンルシア大陸へと飛ばされてしまう。
流れ着いた先は、三大国家が睨み合う最前線の緩衝地帯「ポポロ村」。
優太が持つ唯一のチート能力は【地球ショッピング(善行ガチャ)】。皿洗いや人助けなどの「善行」でポイントを貯め、地球の品物を取り寄せるスキルだが……これには「見返りを求める打算があると、ゴミしか出ない」という厳しい縛りがあった。
しかし、誰よりも命の重さを知る優太にとって、そんな制約は関係なかった。
圧倒的な戦術と悪知恵で敵を無力化し、現代の戦術的戦闘救護(TCCC)で確実に命を繋ぐ。そして、純粋に仲間を救った結果として回す「善行ガチャ」からは、最新の医療器具からタクティカルギアまで、状況を覆す激レアアイテムがピンポイントで排出される!
「遅れてすまない、海自医官の中村だ。――バイタルは安定した。あとは俺に任せろ」
理不尽な暴力を折りたたみ式『ワスプ薙刀』で一撃粉砕し、金曜日にはスパイスの効いた海自特製カレーで仲間を労う。
そんな、決して見返りを求めず泥臭く戦う優太の背中に、周囲の女たちは放っておけない。
「優太さんから嘘の音がしません……っ。私、あなたのためなら敵の顎を全部砕けます♡」(月兎族のヤンデレ村長)
「背中を乗せるのは……将来のお婿様だけと決めておりますの!」(生真面目なケンタウロスの女騎士)
果ては極貧の地下アイドル人魚までタダ飯を求めて転がり込み、村のシェアハウスは大騒ぎに。
これは、1人で無双はしないが「チームを最強にする」大人の男が、地獄のような最前線を地球の品物と医療知識で『最高の日常』に変えていく、戦う軍医の異世界赴任録。