あらすじ
祖父の遺した勾玉に、神話の嘘が眠っている。
考古学大学生の櫛名田慎一は、祖父の家の床下で三色の螺旋が絡み合う『三つ枝の勾玉』を掘り出す。触れた瞬間、脳裏に流れ込んだ映像——八つの顎を持つ巨大な蛇。
それは数千年前の巫女の記憶だった。そして祖父の手記はこう告げる。
『三つの器を探せ。出雲の石に、纏向の鏡に、富士の根に眠る。併せ持つ時、独り神の扉が開く』
教科書に載る日本神話は、本当は誰かの「編集物」だ。現代日本の裏側で蠢く、古神道再興会、神祇保全局、黄泉の勢力。慎一は考古学の先輩・氷川美琴と共に、神話に埋め込まれた「嘘」を暴く旅へと踏み出す。
これは、一人の考古学オタクが日本の神様たちの正体に迫る、現代神話バトル。