あらすじ
剣だけを信じ、不器用ながらも誰かを守ることだけを願う少女――イリス・ザイン。
孤独を抱えた公爵令嬢――ステラ・トワイライト。
二人は一年前、森の中で偶然出会った。
泣いていたステラへ、イリスが差し出したのは慰めの言葉ではなく一本の木刀だった。
「泣いてる暇があったら剣を取れ」
その奇妙な出会いから始まった二人の絆は、かけがえのないものへと変わっていく。
しかし、平穏な日々は長く続かなかった。
ある夕暮れ、盗賊に襲われたイリスは、守りたい存在を前に無力さを思い知る。
絶望の中で出会った白き少女ユイ。
差し出された契約と、新たに宿る異形の瞳。
その瞳は、人の心に潜む「恐怖」を色として映し出す力を持っていた。
これは、守るための力を求めた少女が、愛と恐怖の本質を見つめる物語。